ブラキオサウルスの夜啼き

半分会社員、半分フリーランスライターのお気楽なブログ。特にテーマは無し!

2017年 大阪杯 予想

競馬の予想をしてみる。

明日はJRAのGⅠレース大阪杯が開催される。今年からGⅠに昇格し、なかなかの好メンバーが揃った。是非当てたい。

さて、競馬というのは控除率が約25%で、残りの75%を馬券購入者で奪い合うゲームだ。他人が予想することのできない勝ち馬を見抜き、報酬を得る。参加者間の知恵比べのゲーム。馬のかけっこの順位予想がなぜこれほどまでに難しいのか?

理由①サラブレッドの繊細さ

サラブレッドという生き物は実に繊細だ。気性面でも肉体面でも。少し気になることがあると途端に走る気を無くしたり、普段やる気のない馬が突如奮闘することもある。先頭に立つといきなり気を抜いたり、スローペースだと我慢できなくなったり、人の競走ではありえない振る舞いを馬たちは繰り出してくる。ここらへんは獣の気分のことなので人智の及ぶところではない。また、肉体面においても早く走るのに特化した品種改良により、頑丈さが犠牲にされている。ケガのしやすい脚をしていたり、体調を崩しやすい内臓をしていたりする。バイオリズムが変動しやすく好調不調の波が大きい。馬の体調がどのような状態か、馬券購入者が推しはかることはかなり難しい。

理由②サラブレッドの成長(老化)スピードの速さ

何の動物でもそうだが人間よりはるかに成長速度が速い。春と秋でまるで別馬のように変わることもある。レースの予想をする際には過去のレースを参考にするわけだが、そこに馬の成長・老化も加味して考慮しなくてはいけない。人間であれば1年のうちに大きく実力が変わることもあまりないが馬においては数か月でも変身していることがある。馬の成長度合いを推しはかるのが難儀なことは言うまでもない。

理由③馬場の違い

人間のレースではできるだけ条件がぶれないよう設定されている。トラックの路面や器具の数値など、基準が設けられていてそこに収まるようになっている。そのため各レース間の比較がしやすい。しかし、競馬の馬場は条件をあえてぶれさせている。芝の性質や、土台の土のつくりかた、コースのカーブ角、坂の有無など。コースの設定自体様々に変化させているうえ、季節や天気によって同じコースでも状態が様々に異なる。理科の授業で習ったことだが、あるものを比較するには比較したい部分以外は同じ条件にすることが必須である。競馬で言えば、馬の強さを比較するには、過去の走ったコース、その時の条件等がそろっていなければいけない。しかし実際にはレースに出走する馬たちの来歴は様々であり、強さを比較するための条件がそろっていない。

他にも、統計的に処理するにはサンプル数が少なすぎる、といった問題もあり、競馬の予想は難しい。JRAもそれが分かっているから様々なデータを公開したり、動画を公開したりしているのだろう。馬券購入者に今程度の情報を提示したところで、競馬予想というゲームの攻略法は見つからない、と考えているはずだ。

ごたくが長くなったが、大阪杯の予想を。レースのカギを握るのはキタサンブラック武豊の心情を勝手に深読みしてみる。デムーロルメールの活躍ぶりは武豊としては面白くないはずだ。GⅠを勝てそうな有力馬が自分に全く回ってこない。自分に残された唯一の有力馬、キタサンブラックでは2人に絶対負けたくないと考えそうだ。となると前を行くマルターズアポジーをつぶすよりも後続を封じるようなレースをしそう。この状況、マルターズアポジーに一発大駆けのチャンスがあるのではないか。前走小倉大賞典も強かった。◎マルターズアポジーとする。

マルターズアポジーが好走したレースはディープ産駒も上位に来ていることが多い。きっとアポジーに着いて行って先行勢がつぶれ、末脚自慢のディープ産駒が台頭してきたのだろう。ということで対抗はディープ産駒。本日土曜日の阪神競馬場・芝レースは、ディープインパクト産駒祭りであることも後押しだ。

ということで馬券の買い方は⑪マルターズアポジーからディープ産駒5頭への馬連5点とワイド5点。